2020年には5Gの商用サービスがスタートし、フィーチャーフォンの供給も(即ゼロにはならなくても)徐々に小さくなっていくでしょう。
5G時代になると、社会構造そのものにICTが組み込まれていき、今まで以上に「スマホを使えるか否か」が生活の質に直結します。年齢を重ねるとともに身体の機能や体力はどんどん低下していきますが、その部分をフォローできるのも、またICTになるでしょう。
「シニアにスマホは必要ない」ではなく、「シニアだからスマホが必要」という時代が来るということですね。スマホを適切に使い情報を入手する、ヘルスケアプリや周辺機器で健康管理する、スマホやタブレットを使い自分の趣味をより充実させるなど、活用方法はさまざまです。実際に将棋アプリなどはシニア世代に人気です。
個人的には、Google Nestシリーズをはじめとした「スマートホーム」も、これからの少子高齢社会を考える上で需要が高まってくると思っています。
ひと言でシニアといっても、生活スタイルや興味関心はさまざまです。本気で教えるとなると、多くの引き出しを持ち、その中から一人一人にあった適切な提案をしなければいけません。まさにスマホソムリエです。
最近では、大手通信会社もケータイショップでのスマホ教室に力を入れ始めてきました。家族と離れて住んでおり、直接サポートするのが難しいのであれば、こうしたキャリアショップにお世話になるのも一つの方法だと思います。実際、フィッシング詐欺のメール相談などをケータイショップで行う人は多いです。
簡単なようですごく難しいスマホの使い方ですが、年末年始に会うタイミングなどで、家族で話あってみてはいかがでしょうか。
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