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チェキとプリンターが合体してめちゃ楽しい「instax mini LiPlay」荻窪圭のデジカメレビュープラス(1/3 ページ)

» 2020年01月01日 07時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]
コンパクトでシンプルな「instax mini LiPlay」。デジタルチェキだがプリンターにもなるのだ

 やっぱチェキは面白いわー、と思うのである。仕事柄、というか仕事で女子を撮ることがあるのだけど、そこにチェキが混ざるとノリが違う。撮ってプリントって楽しいし、インスタントカメラ独特のもやっとした風合いもまた味わい深い。

 というわけで久々にチェキ。富士フイルムのインスタントカメラである。

 今までも何回かレビューしたけど、今回のがちょっと違うのは「スマートフォン用プリンターとして使える」こと。これが実にいいのだ。昔撮った写真を(それがスマートフォンに入ってれば)プリントできるし、スマートフォンで撮ったあとで「あ、これチェキで撮っとけば良かった」ってときも対応できる。

チェキはデジタル化してもチェキだった

 富士フイルムのインスタントカメラページのラインアップを見ると、デジタル仕様のチェキもアナログ仕様のチェキも一緒に並んでるのが面白いところ。大事なのはデジタルかどうかじゃない、といってるようである。

 で、その中で「ハイブリッドインスタントカメラ」と書かれているのが、デジタル仕様のチェキ。いくつかあるが今回使ったのは2019年6月に発売された「Instax mini LiPlay」だ。一言でいえば、もっと早く取り上げておくべきだった、である。

 フィルムは一般的なチェキと同じ「インスタントフィルム instax mini」だ。

背面カバーをあけてチェキフィルムを入れる。まあ普通にチェキだ
フィルムのチェキに比べるとちょっと四角いけど、この形状は持ち歩きやすくて良い

 シャッターボタンとは別にマイクボタンが付いてるのがウリで、短い音声も一緒に入れられる……フィルムに音を記録することはできないが、音声を入れたらそれがスマートフォン経由でアップロードされ、プリントにつけたQRコード経由でアクセスできるという仕組み。

撮影後、マイクボタンを押して録音。QRコード付きのプリントをすると音声も付けられる
QRコードにはURLが書かれており、アクセスすると音声付きのページが開く

 実際にこの機能をどのくらい使うかは人によりけりだろうけど、これだけでも「要するに、スマートフォンと連動して楽しむチェキなのだ」ってことが分かる。

 画素数は2560×1920ピクセルでインスタントフィルムへのプリントには十分過ぎるサイズだ。

 で、撮る。

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