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» 2020年02月04日 17時45分 公開

盲学校の生徒や教員と一緒に考えた腕時計、シチズンが発売

シチズン時計は、盲学校の生徒や教員の意見を取り入れてデザインした「視覚障がい者対応腕時計」を3月19日に発売する。

[ITmedia]

 シチズン時計は、盲学校の生徒や教員の意見を取り入れてデザインした「視覚障がい者対応腕時計」(AC2200-55E)を3月19日に発売する。価格は1万4000円(消費税非課税)。開発に協力したタイの盲学校には発売に合わせて100本を寄贈する。

「視覚障がい者対応腕時計」(型番はAC2200-55E)

企画段階から一緒に検討 「健常者と同じ様に楽しみたい」など声を反映

 「インクルーシブ(包摂的)デザイン」という、製品やサービスの使用を想定していなかった人々を企画段階から巻き込み、一緒にデザインや機能を検討する手法を取り入れて開発した。タイのロッブリー県にある「ロッブリー複合視覚障がい者学校」の在校生や教職員に話を聞き、実用性やデザイン性の向上を図っている。

 まず時刻を判読しやすくするため、時分針の長短を明確にした。弱視の方でも判読しやすいよう、黒い文字板にイエローのインデックス(針や数字など)を組み合わせた。

 プレーンなデザインの上ぶた(ガラス部)や直接指で触れる文字板には、指紋や凸部を目立たせないようにするためマット加工を施し、カジュアルなフォントを組み合わせてタウンユースに適したデザインに仕上げた。「健常者と同じ様に時計をファッションとして楽しみたい」「一目で視覚障がい者用と分からない時計であってほしい」という意見を取り入れた。

 シチズンは1960年に国産初の視覚障がい者対応腕時計「シチズン・シャイン」を発売。以来60年にわたり、継続的に製品の開発と販売を行っている。

シチズン時計がこれまでに販売した視覚障がい者対応腕時計の例

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