ガンホーが2月13日に発表した2019年12月期(19年1〜12月)通期連結業績は、売上高が1013億円(前年比10.1%増)、営業利益が283億円(同6.7%増)、純利益が181億円(同9.4%増)だった。主力のスマートフォンゲーム「パズル&ドラゴンズ」(パズドラ)、子会社が運営する「Ragnarok M: Eternal Love」(ラグナロク マスターズ)の売り上げが堅調で、増収増益に貢献した。
パズドラでは、MAU(月間アクティブユーザー数)の活性化のため、新ダンジョンの追加、他社IP(知的財産)とのコラボレーション、ゲーム内イベントの開催などを実施し、売上高が好調に推移。ラグナロク マスターズも、配信当初と比べると売上高は落ち着いたが、安定しているという。
今後はスマホゲームだけでなく家庭用ゲームの分野でも、新しい収益の柱を育てていく計画だ。1月15日には、Nintendo Switch向けにパズドラシリーズの最新作「パズドラ GOLD」を発売。スマホを持たない子どものニーズに応える。20年春には、新作アクションゲーム「Ninjala」(Switch向け)の発売する予定で、海外市場を開拓していく。
この他、カプコンと共同開発したスマホゲーム「TEPPEN」(19年7月リリース)では、国内外でeスポーツイベントを開催し、ユーザー層の拡大に努めるという。
20年12月期の業績予想は公開していない。
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