楽天モバイルは2月17日、試験的に提供している携帯キャリア(MNO)サービス「無料サポータープログラム」で、通信障害が発生したと発表した。同日午後8時ごろから大阪市と名古屋市の一部で音声通話ができない状況になり、午後9時47分に復旧した。原因は調査中としている。同サービスでは2019年12月にも通信障害が起きていた。
対象人数は70人程度という。楽天モバイルは「お客さまにはご迷惑をお掛けしましたことを、深くおわび申し上げます」と謝罪している。
楽天は当初、自前のネットワークを使ったMNOサービスを19年10月に始める計画だったが、基地局の整備に遅れが発生。代わりに、10月から試験的なサービス(無料サポータープログラム)を始めた。有料サービスの開始時期は、20年4月上旬に延期した。
だが10月以降、無料サポータープログラムの参加者からは「電波の弱い場所では回線を開通できない」といった報告が相次いだ他、ユーザーに利用料を請求するメールを誤送信するトラブルも起きた。
12月には音声通話やデータ通信が使えない通信障害も発生。総務省から4度目の行政指導を受けた。
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