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セブン・ペイ、未使用残高の払い戻しを終了 企業は存続も事業内容は未定

» 2020年02月26日 16時41分 公開
[谷井将人ITmedia]

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)傘下のセブン・ペイは2月25日、同社のモバイル決済サービス「7pay」について、未使用残高の払い戻し業務を全て終了したと発表した。払い戻しの申し出がなく、未払いになっている残高の合計額は非公開としている。

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 7payは、2019年7月1日のサービス開始直後から第三者による不正ログインの被害が相次ぎ、9月末には全てのサービスを終了。10月からはユーザーがチャージしたまま使わなかった残高の払い戻しを受け付けていた。

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 セブン・ペイの今後について、セブン&アイHDは19年8月の会見で、7payのサービス終了後もセブン・ペイは存続させ、他社のモバイル決済サービスとセブン&アイグループのサービスを接続する役割を果たしていくと説明した。

 今後の事業内容について、ITmedia NEWSが26日に問い合わせたところ「今後も問い合わせ窓口から払い戻しの申し出があった場合には、債権が有効と確認できれば払い戻しに対応する」(セブン&アイHD)とし「その後の事業内容は未定」と答えた。

【編集履歴:2020年2月26日午後5時35分 初出時、記事のタイトルを「残高払い戻し業務を完了」としていましたが、内容をより正確に表すために改めました】



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