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パナソニック、テクニクスブランドからも完全ワイヤレスイヤフォン グラフェンコート振動板の大口径ドライバーで

» 2020年02月26日 20時21分 公開
[ITmedia]

 パナソニックは2月26日、テクニクスブランドの完全ワイヤレスイヤフォン「EAH-AZ70W」を発表した。ノイズキャンセリング機能などにパナソニックブランドの「RZ-S50W」と共通の技術を用いながら、ドライバー(スピーカー)などで差別化した音質重視モデルとして4月中旬に発売する。実売想定価格は3万1000円前後。

テクニクスブランドの完全ワイヤレスイヤフォン「EAH-AZ70W」

 アクティブノイズキャンセル機能は、イヤフォンの外側にあるマイクで外音を捉えてデジタル処理を行うフィードフォワード方式と、内側のマイクとアナログ処理でノイズを抑えるフィードバック方式を組み合わせてノイズ除去能力を高めた。操作用のタッチセンサーとその基板をBluetoothのアンテナにした新開発の「タッチセンサーアンテナ」や、左右のイヤフォンがそれぞれBluetooth信号を受ける独立受信方式などもRZ-S50Wと共通の仕様だ。

カラーはブラックとホワイト

 異なるのは音響面。RZ-S50Wが8mm径ダイナミックドライバーを搭載したのに対し、EAH-AZ70Wはグラフェンコートを施した振動板の10mm径ダイナミックドライバーを採用している。グラフェンは炭素原子が蜂の巣状に結合した強じんな素材で、強度アップと不要な振動を抑える働きが期待できるという。また有線イヤフォン「EAH-TZ700」などで培ったチャンバー構造を継承し、振動板の動きを阻害しない空気の流れを作り出すという。

 連続駆動時間は、イヤフォン内蔵のバッテリーだけで約7.5時間(ノイズキャンセリングはオフ)、充電ケースを併用すれば合計で最長22.5時間になるという。

 スマートフォンアプリ「Technics Audio Connect」(iOS/Android)をダウンロード(無料)すると、ノイズキャンセリングや外音取り込みの効き方調整や好みの音にカスタマイズするイコライザー機能が使える。イヤフォンを紛失したとき、最後に接続した場所を地図アプリ上に表示する「イヤフォンを探す」機能もある。

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