新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大が世界中に影響を及ぼす中、ネット上では玉石混交のさまざまな情報が飛び交っている。米Google、Twitter、Facebookは、それぞれのプラットフォームの検索結果などにおいて、ユーザーが新型コロナウイルスの正しい情報を得られるように特別な対応を取り始めた。
Googleは3月6日(現地時間)に、Google検索の検索結果や広告関連の対応を発表した。
Google検索やYouTubeで新型コロナウイルスの関連情報を検索する日本のユーザーには、最新のニュースや、内閣官房新型インフルエンザ等対策室や厚生労働省、世界保健機関(WHO)といった公的機関が提供する信頼性の高い情報へのリンクを表示する。
広告出稿サービス「Google 広告」では、専門チームが24時間体制で監視し、新型コロナウイルスを取り巻く状況を利用しようとする不適切な広告を全てブロックしているという。これまでの過去6週間にブロックした広告の数は数万に達するとしている。
TwitterやFacebookも、新型コロナウイルス関連の検索結果に、信頼性の高い情報として厚生労働省のページへのリンクをトップに表示するようにしている。2社とも、Google同様に新型コロナウイルスに関連する、不適切と思われる広告を禁止している。
Twitterでは検索結果の他に、話題となっている単語を表示する「トレンド」機能の悪用を防ぐべく、警戒を続けているという。
Facebookは、FacebookやInstagramで拡散されている投稿を虚偽であると判断した場合、その表示を制限して正確な情報を表示するようにする。間違った治療法や予防法を薦めるなど、人々に害を及ぼす可能性のあるコンテンツの削除も行う。Instagram上では、誤った情報を広めるために使用されるハッシュタグを制限することで、誤情報の拡散を防ぐとしている。
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