世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は3月11日(中央ヨーロッパ時間)、ジュネーブの本部で会見を開き、「新型コロナウイルス(COVID-19)はパンデミック(pandemic)として特徴付けられると評価した」と語った。
テドロス氏は、過去2週間で中国以外のCOVID-19の症例数は13倍に増加し、影響を受ける国数は3倍になったと説明。114カ国で11万8000人以上の症例が確認されており(81カ国が症例を方向していない)、死亡者は4291人。
同氏はパンデミックと認定したからといってウイルスの脅威に対する評価を変えるものではないとした上で、各国に対し、改めて感染症を防ぎ、命を救い、影響を最小限に抑えるアプローチをとるよう呼び掛けた。
WHOが「パンデミック」と認めたのは2009年の新型インフルエンザの流行以来11年ぶり。感染症の世界的な大流行を指す言葉ではあるが、判断基準や宣言のための正式な手続きがあるわけではない。
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