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» 2020年03月26日 07時00分 公開

プログラミングを実務に生かすには? コードを書かない業務自動化のススメ (1/3)

「プログラミングを学んでみたいけど、何だか難しそう」「そもそも、何の役に立つの?」――そんな疑問に、独学でプログラミングを覚えた河合大さんが答えます。

[河合大,ITmedia]

 こんにちは、DAI(@never_be_a_pm)と申します。普段はマーケターとして仕事をしています。

 「プログラミングを学んでみたいけど、何だか難しそう」「学んでみたものの、何を作ればいいのか分からない」と悩んでいる方は意外と多いのではないでしょうか。

 私は独学でプログラミングを学び、いくつかのアプリケーションを作ってきた経験があります(関連記事)。

 そこで、本記事ではプログラミングに関する悩みを抱えているビジネスパーソンに向けて、ビジネスの現場でプログラミングがどう使われているかや、どの順番で何を学んでいけばいいのかを解説していきたいと思います。

著者プロフィール:河合大

1995年生まれ。国際基督教大学(ICU)卒。株式会社ワークスアプリケーションズを経て、株式会社アイデミーに入社。人工知能などの先端技術を学べるオンライン学習サービス「Aidemy」のマーケティングを担当。その後、インディバース株式会社を創業し、Webマーケティングのコンサルティングを行う。現在はポジウィルにてマーケティングを担当。著書「独学プログラマーのためにAIアプリ開発がわかる本」(KADOKAWA)

 まず、プログラミングを実務で生かすためには、どういったユースケースがあるかを把握しなくてはいけません。コードを書かなくても済むことは何か、コードを書かないといけないことは何かを理解して実装することも大事です。

 特に最近は「No Code」という概念が浸透し、プログラミング不要でアプリケーションなどを作れる開発ツールが増えてきています。プログラミング的な発想をできる人であれば、コードを書かなくても業務を自動化できるのです。

 まずは、私が所属する企業でどのような業務を自動化しているかを紹介します。そのほとんどは、ビジネスチャットツール「Slack」を活用したものです。

コードを書かずに業務を自動化

 当社には、エンジニアの正社員はいませんが、その代わりにマーケターなどがプログラミングをして業務を自動化しています。例えば、以下のような例があります。

Hubspotで申込みが入ると、Slackに自動通知:SaaS Integration

 当社では「Hubspot」という顧客管理(CRM)サービスを利用しており、顧客から申込みがあったときにSlack上で自動通知される仕組みになっています。これは、Hubspotに標準搭載されたSlackとの連携機能を使って実現しています。

 SaaS Integrationは、Webサービス同士を連携させて自動化する方法です。サービス自体が連携機能を持つので、設定を変更するだけで済みます。検索エンジンで「サービス名 Integration」と検索すれば、普段の業務で使っているサービスがどのサービスと連携できるかが分かります。SaaS Integrationができるかどうかを、まず調べてみるといいでしょう。

 例えば、Slackは「Google カレンダー」とも連携でき、カレンダーに登録された当日の予定をSlackで自動通知させることも可能です(関連リンク)。

 誰でも簡単にできる実装方法なので、SaaS連携で解決できるのであれば一番お手軽だと思います。

Twitterで社名が投稿されると、Slackに自動通知:iPaaS

 当社では、Twitterで社名やサービス名が投稿されたときに、そのツイートを自動でSlack上に通知するようにしています。それによって、お客さまの声がしっかりと可視化され、サービス改善にも生かせるからです。下記の画像は、Webサービス同士を連携できる「IFTTT」というiPaaSサービスを利用し、コードを書かずに実装したものです。

 iPaaSを使えば、各サービスが公式では対応していない連携を行えます。よく知られているiPaaSとして、IFTTTや「Zapier」「Microsoft Flow」などがあります。いずれも直感的な操作のみで、コードを書かずに実装できるので、当社でも重宝しています。サービスの設定画面からの連携ができない場合は、iPaaSの利用を検討してみましょう。

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