以前の第8世代Intel Core i5-8210Y/1.60GHzプロセッサと第10世代Intel Core i3-1000G4/1.10GHzプロセッサを比べた場合、2次キャッシュ容量が256KBから512KBへとアップしている。
3次キャッシュ容量は4MBで変わってはいないが、14nmプロセスから10nmプロセスへと進化し、高効率化によりクロック数値が低いにもか関わらず同等性能を実現している。
Iris Plus Graphicsは、前モデルが採用したIris Plus Graphics 617のEU数24に対してEU数64となり大幅に強化されている。
また、フレームバッファの深度は24ビットカラーから30ビットカラーへとアップ。
4K表示は60Hz表示から120Hz表示に向上している。
オンボードメモリは、Hynix製LPDDR3 2133MHzからSamsung製LPDDR4 3733MHzに変更されている。
従来の最大メモリ帯域幅は33.3GB/sだったのに対して、58.3GB/sにアップしている。
これは、MacBook Pro (16-inch, 2019) のmicron製DDR4 2667MHz、最大メモリ帯域幅41.8 GB/sよりも高い性能だ。
搭載ストレージは、NVM Express接続(リンク幅x4 リンク速度8.0 GT/s)の「APPLE SSD AP0256N」だった。
ドライブ性能は、Write 467MB/s、Read 472MB/sという性能値で、転送性能に波があったAPPLE SSD AP0128Nと比べ安定した転送性能が得られるようになった。
Apple T2チップコントロールとして、Touch Bar Backlightが入っている。
これは、MacBook Pro (16-inch, 2019) と同じで、シザー構造キーボードのバックライトコントロールをT2チップが行うようになったことによるもの。
オーディオサンプリングレートは、これまでの映像業界の音の標準だった「44,100Hz (44,1kHz) 」から、MacBook Pro (16-inch, 2019) と同様に映像業界の音の標準の「48,000Hz (48kHz) 」に変更されている。
サンプリングレートがアップしたことで、音の解像度が向上している
Thunderbolt 3コントローラーも新しくなり、ファームウェア Ver.79.0(旧Ver.47.4)、リンクコントローラー Ver.1.38(旧Ver.1.34.0)に変更されている。
MacBook Pro (16-inch, 2019) と比べて、リンクコントローラーは同じですが、ファームウェアはVer.51.7のため、それよりも新しいバージョンが組み込まれている。
バッテリーは、MacBook Air (Retina, 13-inch, 2019) はDSY製4355mAh(12797mV)だったのに対して、MacBook Air (Retina, 13-inch, 2020) はSMP製4468mAh(12914mV)に変更されている。
2%の容量アップとなるが、これが重さ40g増の理由ではないかと考えられる。
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