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バンダイ子会社も防護マスク生産へ 医療機関に1万セットを寄付

» 2020年04月17日 16時05分 公開
[ITmedia]

 バンダイは4月17日、子会社のシーズが4月末から飛沫防護マスク(フェイスシールド)を生産すると発表した。医療従事者の新型コロナウイルス感染防止に向け、防護マスク1万セットを製造し、菊名記念病院と東京都医師会に寄付する。

シーズのフェイスシールド(出典はバンダイ)

 フェイスシールドは、プラスチック板などで顔面を覆い、飛沫によるウイルス感染を防ぐ防護用品。シーズは玩具生産で培ったノウハウを生かし、前面のフィルムシールドを交換してフレームを再利用できるフェイスシールドを開発した。

 バンダイは、「医療現場のひっ迫した状況を訴えた菊名記念病院(神奈川県横浜市)の橋爪医師の呼びかけに応じ、支援のために国内に生産拠点と玩具、医療機器のOEM実績を持つシーズでの生産を決めた」としている。今後は医療現場の要請により継続生産や一部販売も検討する。

 シーズは1994年にバンダイグループの玩具加工担当部門として設立した会社。栃木県下都賀郡任生町の工場に金型や成型の製造ラインを持っている。

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