JX通信社は4月26日、ビデオ通話や電話を使ったオンライン診療に対応する医療機関の検索サイト「オンライン診療検索」を公開した。厚生労働省が24日に公開した「対応医療機関リスト」が見にくいという声をネット上で見つけ、約1日で開発したという。
JX通信社のオンライン診療検索では、「東京都の小児科」「北海道札幌市の病院」など、おおまかな住所と希望する診療科から約1万件の病院を検索できる。詳細ページでは、施設の住所や電話番号、Webサイト、担当医師、初診のオンライン診療に対応しているかなどを表示する。
オンライン診療検索は、同社のニュースアプリ「NewsDigest」上の「新型肺炎」タブからアクセスできる。
厚生労働省は4月13日、新型コロナウイルス感染症を予防するための特別措置として、すでに解禁している再診に加え、初診患者のオンライン診療も一時的に解禁している。
厚生労働省が公開した対応医療機関リストは、オンライン診療に対応した医療機関の連絡先などが約1万件記載されているPDFで、総ページ数は約700ページ。都道府県ごとにデータのまとめ方にばらつきがある。
JX通信社は、ネット上で「ページ数が多い」「横長のPDFで、スマホで見にくい」といった声を見つけ、25日昼ごろからPDFを解析。スマートフォンで検索できるサービスに組み込んだという。
同社は2月以降、AIを活用して新型コロナウイルスに関する最新情報をSNSから集め、正確な情報を特設サイトで迅速に配信するサービスや、新型コロナウイルスの感染者が確認された場所を表示するWeb地図を公開するなど、感染症予防に関わる情報提供を続けている。
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