以上のように、Webカタログの会場MAPを利用すれば、「有明の会場でブースの島を巡りながら気になった頒布品を立ち読みして気に入ったら購入する」という流れを、ネット上でも再現できる。特に通販サイトの「BOOTH」は登録が簡単で、自分でショップを開設できることから、サークル参加者にとっては委託販売と比べてハードルが低い。
「知識の交流の場としてのコミケ」を再現する機能は、現時点ではWebカタログにないが、サークル側の工夫で何とでもなるだろう。例えば、サークル情報の「補足説明/サークルアピール」の欄に、チャットアプリのIDやWeb会議アプリで設定したミーティングIDなどを記載することで、双方向の意見交換が可能になる(公式ではビデオ会議のバーチャル背景に使えそうな画像も用意)。ただし、不特定多数に自身のアカウントやミーティングIDを公開することのリスクを考えると、エアコミケ専用のアカウントを用意したほうがいいだろう。
新型コロナウイルスがいつ終息し、コミケのような大規模イベントが安心して実施できる環境になるかはまだ分からない。また、コミケが以前のような形態で再開できるかも分からない。しかし、参加者がエアコミケで示した創意工夫と盛り上がりはコミケが生き続ける証となるはずだ。
みなさん、思いっきり盛り上がりましょー!
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