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» 2020年05月05日 07時00分 公開

ニーズ急増のリモート塾、学びを止めない工夫とは? カギはAIと人の役割分担 (1/2)

外出自粛が続く中、塾業界にも大きな変化が現れている。これまで対面で行っていた授業をオンライン化する塾も増えているが、実際の現場はどうなっているのか。学習塾にAIを活用した教材を提供するベンチャー企業atama plusの稲田代表取締役が語った。

[村上万純,ITmedia]

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、学習塾業界に大きな変化が起きている。対面授業が難しくなったことで、最近ではPCやタブレットなどを利用した授業のオンライン化に取り組む塾が増えている。

 AIベンチャーのatama plusは、駿台予備学校などの大手予備校や学習塾などにAIを活用した学習教材「atama+」を提供。atama+は、英語、数学、物理、化学の学習をAIで効率化するもの。同社は2月25日に生徒が自宅でも勉強できるよう「atama+WEB版」をリリースした。オンライン授業のニーズは急激に高まっており、リリースから約2カ月でatama+WEB版の利用教室数は1300教室を突破した(4月27日時点)。atama plusによると、顧客である学習塾の中には、4月中旬にオンライン授業の告知をし、2日間で100人以上の体験申し込みがあった教室もあるという。

AIを活用した学習教材「atama+」
atama plusの稲田代表取締役

 しかし、授業のオンライン化はそう簡単ではない。atama plusの稲田代表取締役は「Zoom(ビデオ会議ツール)で個別指導を始めた塾も多いですが、結構ぐちゃぐちゃになっています。生徒の手元(ノートを取っているかどうかなど)は画面に映らないですし、保護者が後ろで見ているとずっと授業参観のような状態なので講師は教えにくいです。今までやってきた授業をそのままオンライン化するだけでは難しいと思います」と指摘。慣れないオンライン授業を円滑に進めるため、各学習塾が試行錯誤している状態という。

 外出できない学生たちの学びをサポートするために、塾業界は何ができるのだろうか。稲田代表取締役は4月28日に開催された記者向け説明会で、変化を余儀なくされている塾業界の現状や、現場で実践されている内容について語った(説明会はオンラインで実施)。

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