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極めて順当に進化したキヤノン「EOS Kiss X」、4K動画撮影に親指AFも荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/4 ページ)

» 2020年05月16日 07時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 旧ユーザーがチェックすべきなのはAF-ONボタンが付いたこと。俗にいう“親指AF”(右手の親指でAF-ONボタンを押してピントを合わせる手法)に使える。

背面から。光学ファインダー時もディスプレイを使ったタッチ操作で設定の変更などを行う。AF ONボタンはX9iにはなかったもの

 ズームキットのレンズは18-55mm F4-5.6だ。これは軽くて扱いやすいレンズだが、エントリー向けのレンズだけあって解像感はそれほど高くない。

いつものガスタンクをAutoモードで。発色もグラデーションも滑らか(18-55mm 18mm 1/320秒 F9.0 ISO100)

 残念なのは焦点距離かな。昔はエントリー向けズームといえば35mm判換算の28mmスタートが当たり前だったけど、最近はもうちょっと広角から始まるズームレンズが一般的になりつつあるからだ。

 AF測距点はX9iや上位モデルの「90D」と同じ45点。このクラスなら実用十分といっていいだろう。

AFエリアを設定中。45点からゾーンやスポットなどで選べる
被写体を中心から外し、なおかつ前ボケもいれようと思ったらスポットでAF。これは猫っぽいけどなんなんだろう。よく分からない(18-55mm 55mm 1/250秒 F5.6 ISO320)

 AF速度も速く、連写も秒6コマから7コマへとちょっと速くなった。

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