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ビデオ会議で役立つ音のアイテム3選

» 2020年05月21日 00時15分 公開
[山本敦ITmedia]

 新型コロナウイルスの感染拡大によりテレワークが推奨されるようになって早数カ月。一刻も早い終息を願うばかりですが、一方でビデオ会議によって仕事の効率が上がったり、友人や知人とビデオ通話を楽しむのも良いものだと気付いたりした人も少なくないと思います。筆者もその一人。今回は仕事やプライベートで実際に使い、便利だと感じた音のアイテムを紹介します。

Apple「AirPods Pro」

Apple製デバイスと相性がとても良い「AirPods Pro」
  • 装着性:★★★★★
  • バッテリー:★★★★☆(1回の充電で最大3.5時間の連続通話時間)
  • 価格:2万7800円(税別)

 ビデオ会議にはノートPCやタブレット、スマートフォンを使っていると思いますが、内蔵スピーカーは小さく、音質は良いとはいえません。そこでBluetooth接続のワイヤレスイヤフォンやスピーカーが役立ちます。

 最初に紹介する米Appleの「AirPods Pro」は、ノイズを低減するアクティブ・ノイズキャンセリング機能付きのBluetoothヘッドセット(マイク付きイヤフォン)。通話に集中したい時にはアクティブ・ノイズキャンセリングをオンにして、家族と話す時にはイヤフォンを外すことなく外の音が聞ける「外部音取り込み」機能など、本体操作で簡単にモードが切り替わる手軽さが特徴です。

 音質面も問題なし。通話相手の声がクリアで聞きやすく、通話相手にもこちらの声が明瞭(めいりょう)だと好評でした。

 ビデオ会議に同じApple製の「iPhone」「iPad」「Mac」を使用している場合はペアリングの簡便さなどを含め、特に相性の良いイヤフォンといえます。iPadOS 13/iOS 13以降で使える「オーディオを共有」の機能を使うと、1台のiPadやiPhoneに2台のAirPodsをペアリングし、2人同時にビデオ通話の音が聞けます。家族同士のオンライン飲み会などに便利ではないでしょうか。

ソニー「Xperia Ear Duo」

ソニーの耳をふさがないワイヤレスイヤフォン「Xperia Ear Duo」
  • 装着性:★★★☆☆
  • バッテリー:★★★☆☆(1回の充電で約2.5時間の連続通話時間)
  • 価格:1万9000円(税別)

 ソニーの「Xperia Ear Duo」は、耳をふさがないワイヤレスイヤフォンなので、自然に周囲の音が聞けます。よほど騒がしい場所でなければ、通話相手の声もしっかりと聞き取れます。

 Androidデバイスとの相性がとても良く、通話中に届いたアプリの通知を音声アシスタントが読み上げてくれたり、時刻を声で知らせてくれたりします。なお、身に着けると少し、装着感は好みが分かれるかもしれません。

シャープ「AN-SS1」

シャープの肩のせワイヤレススピーカー「AQUOSサウンドパートナー AN-SS1」
  • 装着性:★★★★☆
  • バッテリー:★★★★★(1回の充電で約17時間の連続通話時間)
  • 価格:1万4700円(税別)

 次はシャープの肩のせワイヤレススピーカーです。テレビの音を聞き取りやすくする、いわゆる“お手元スピーカー”のイメージが強い製品ですが、実はハンズフリー通話を想定してマイクを内蔵しているため、ビデオ会議にも便利です。

 まずイヤフォンと違い、装着しても耳に負担がありません。重量は約88gと軽く、装着時に重さをほとんど感じないレベル。バッテリー駆動時間も約17時間と長く、就寝中にフル充電にしておけば、仕事中にずっと身に着けていてもバッテリー切れの心配がほとんどありません。

 ただし、スピーカーなので再生音は周囲にも聞こえます。このため重要な会議などには使えないと思いますが、例えば家族同士のビデオ飲み会、オンライン帰省などには便利ではないでしょうか。

Apple「iPad Pro」(2020年モデル)

「iPad Pro」(2020年モデル)

 最後に番外編として、3月末に発売された2020年モデルの「iPad Pro」も紹介しておきたいと思います。この製品はAppleが「スタジオ品質」をうたう高性能マイクを搭載し、ビデオ会議の音声は(通話相手によると)かなりクリア。パワフルなステレオスピーカーも内蔵していますので、単体で活躍できます。周辺機器を増やしたくない人にはうってつけのビデオ通話端末ではないでしょうか。

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