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» 2020年05月22日 07時00分 公開

「僕は本当に入学していますか?」 コロナ禍で進む大学オンライン化、学生は困惑 教授らに実情を聞いた(3/5 ページ)

[谷井将人,ITmedia]

第2の困難 アカウント発行からログインまでは放流状態の学生

──学生にアカウント情報を送付してから、大学のシステムを使ってもらうまではどういった仕組みになっているのでしょうか。

photo 東京海洋大学の室田朋樹助教(総合情報基盤センター)

海洋・室田先生 新入生は入学試験以降、学校に来られていません。本来なら教室でオリエンテーションをやって、アカウント情報を渡してパスワード変えて……と始まるはずでした。

 それがない状態で、アカウントへログイン、メールを読んで履修登録まで全て遠隔でやってもらいます。

 アカウント通知書を配ってから大学のシステムに入ってもらうまでは、学生をコントロールする方法がないのです。

長崎・丹羽先生 うちではもともと学生が自分のPCを使って授業を受けるようにしていました。これまでは入学前にPCのセットアップや、学校のシステムへのアクセスを教えていたのですが、例年通りにはできなくなりました。

慶應・植原先生 うちの場合は、本来あったはずのメール講習会がなく、メールを送っても、その読み方が分からないということが結構ありました。

 メールサーバの設定が分からないらしく……。Webブラウザなら多くの人が使えるので、ポータルサイトを見て自分でどうにかしてもらうしかありません。

農工・三島先生 うちは16年に学校のシステムをSaaS型に置き換えました。Webブラウザから使えるメールサービスなら、メールの読み方が分からないという問い合わせは少なめです。

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