音声合成ソフトVOICEROID用音源「小春六花」の制作に向けたクラウドファンディングが、開始から15分で目標金額の700万円を達成し、製品化が決まった。あらかじめ設定していた第4目標の1600万円も3時間で達成。想定を大幅に超える異例のスピードだ。
小春六花は、キャラクタービジネスを手掛けるベンチャー企業TOKYO6 ENTERTAINMENT(東京都港区)が企画したもの。声は声優の青山吉能さんが担当する。VOICEROID用音源の製品化と音声素材の制作を行うため、同社は5月28日午後9時15分ごろにクラウドファンディングを始めた。支援額は1口500円〜20万円で、受け付けの締め切りは6月28日。
5月28日午後9時30分ごろには第1目標の700万円を達成して音源制作が決定。29日午前0時ごろには第4目標も達成し、「喜び」「怒り」など表情のある音声が合成できる機能も実装が決まった。
全目標を達成したため、TOKYO6 ENTERTAINMENTは急きょ第5目標を用意。1900万円が集まればキャラクターの3Dモデルを制作するという。29日午後5時30分時点での支援総額は1880万円。支援者数は650人を超えた。
【訂正:2020年5月30日午前11時30分 初出時、「29日午後5時30分時点での金額」「社名」を一部誤って掲載していました。訂正してお詫びいたします。】
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