なんやかやと忙しくしてたら非常事態宣言宣言も解除されてちょっとタイミングを逃して申し訳ないのだが、だからといって数カ月前の日常に戻ったわけではなく不要不急な外出は当面自粛すべしな状態なわけで、室内で写真を撮って遊ぶいわゆる「おうちフォト」の話。
ここ数年、趣味や仕事で写真を撮ってるガチ勢を除けば、フラッシュを使うことってすごく減ってると思う。昔のフラッシュ内蔵カメラは、設定をオートのままで使うとちょっと暗くなったり逆光だったりするだけですぐ「パコン」とフラッシュを開いたものだけれども、ここ数年はそうでもなくなってきた。むやみに光らなくなったし、フラッシュを手動でポップアップさせなきゃいけない機種も増えてきた。
カメラの性能が上がって多少暗い程度ではISO感度を上げて対処できるし、顔検出のおかげで顔を適正な明るさで撮れるようになったのも大きいけど、やっぱ勝手に光られると迷惑ってのも大きいと思う。どうしても内蔵フラッシュで撮ると不自然な絵になるし、いきなり光ると周囲の人たちも驚くし。
隔世の感がありますな。
でもフラッシュは上手に使うと楽しい。写真ってのは光を写すものだから、光のコントロールができるといろんな写真を撮れるのだ。特に外光の影響を受けない室内では。
というわけでフラッシュで遊ぶ話。
えっと猫をフラッシュ焚いて撮るのは基本的にアウトです。
特に子猫をフラッシュで撮ると目に悪影響を与えるといわれているし、猫の目は人に比べると暗所に強いので、暗所で強い光を当てると瞳にダメージを与える可能性があるというのはよく知られているところ。
わたしはカメラを手にすると、まずフラッシュは発光禁止にし、さらにAF補助光もオフにする。
瞳に悪影響以前に、突然光を当てられると猫が嫌がるから。そのうちカメラを向けるだけで逃げるようになるかも。
ISO感度を上げたり明るいレンズを使ったりすればいいのだけど、なかなかそうもいかないってことはある。
そんなときは外付けのクリップオンフラッシュ(要するにカメラのアクセサリーシューに付けるやつ)で、バウンス撮影が可能なものを使い、「フラッシュを天井に向けて」光らせる。
フラッシュのヘッドを自在に動かせる本格的なものは光量もあって便利だけど、いささか高価でデカい。まあ自分の家で使うのならコンパクトなのでよい。このくらいなら価格も手頃だ。
真上に向けることでフラッシュの光を直接猫に当てず、いったん天井に反射させれば瞳孔が開いた猫の目に直接強い光を当てなくて済むし、いろんな方向に反射した光が当たるので写りが柔らかくなる。猫を撮るにはいい。
ちなみに最大光量はガイドナンバーという数字で表せる。今回使ったEF-20がガイドナンバー20でまあバウンスさせるにはギリギリ。
ついでに焼きたてのパンも撮ってみた。
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