米Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは6月5日(現地時間)、同社サービスのコンテンツポリシーを再検討すると自身のFacebook投稿で語った。米Twitterが暴力を賛美しているとして非表示にしたのと同じ内容の投稿をFacebookは放置していることに対する内外からの強い批判を受けての対応だ。
「私は、Facebookが先週の大統領の投稿に何らかの形でラベルを付けるべきだと多数の人々が考えていることを理解している」と以前の説明を繰り返し、今回は新たに「ポリシーに違反したり、部分的に違反したりしているコンテンツに対処するためのオプションを検討する」と語った。現在のポリシーは合理的だと思うが、「もっと良い代替案があると考える多数の人々を尊重し、そうした考えを検討したいと思う」という。
ザッカーバーグ氏の決定に対しては、現役従業員がストライキを行った他、抗議のために退社した従業員もいる。また、元従業員が連名でザッカーバーグ氏への公開書簡を送った。さらに、ザッカーバーグ夫妻の慈善団体Chan Zuckerberg Initiativeから援助を受けている数十人の著名な科学者や研究者が7日、連名で抗議の公開書簡を送った。
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