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ブロックチェーンシステムをお手軽構築してみた Amazon Managed Blockchain体験記(2/5 ページ)

» 2020年06月18日 08時15分 公開
[Masataka KodukaITmedia]

実際に試してみると

 リージョンによってネットワーク環境が異なることによるつらい経験があるので、バイゼルさんと同じ、米国バージニア北部リージョン(us-east-1)を使うことにした。

 Cloud9のターミナルで、サンプルプログラムのあるGITをクローン(コピー)、CloudFormationテンプレート(サーバ/ネットワーク複製のためのテンプレート)を利用してHyperledger Fabricブロックチェーン・ネットワークを作成する。CloudFormationテンプレートはFabricネットワーク入門者向け(スターター)の設定で、単一の小さなピアノードの設定である。

 実用ではStandardテンプレートで構築するべきとの説明がある。いくつかのコマンドを実行する。とてもよくできたチュートリアルで、ほぼ、書かれたことをそのまま実行すれば、結果は得られる。

photo 何度見ても心安らぐCloud9のターミナル

 ブロッチェーンネットワークが利用できることを、AWS CloudFormationコンソールとAmazon Managed Blockchainコンソールにて確認する。ブロックチェーンネットワーク作成完了までに20〜30分を要した。

photo AWS CloudFormation コンソールにて作成完了したAmazon Managed Blockchainフォーマット
photo Amazon Managed Blockchainコンソールにて作成完了したAmazon Managed Blockchainネットワーク、名称「ngo」
photo ブロックチェーン名「ngo」をクリックすると、ブロックチェーンの情報が分かる

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