ブロックチェーンネットワーク作成後、クライアントノードの作成を行う。“クライアント”といっても、ブロックチェーンシステムはクライアントサーバ型のような“中央集権”のサーバが不在なピアツーピア・ネットワークなので、クライアントノードがコマンドラインインタフェースのホスト、平たくいえばトランザクション操作を行う主体となる。というかクライアントしか存在しない。
チュートリアルで用意されたCloudFormationテンプレートを実行すると、このブロックチェーンクライアントノード及び、VPC(AWSのVPN)、VPCエンドポイントが作成される。コマンド投入してしばらく待つと、ブロックチェーンクライアントノードが作成される。
ブロックチェーンクライアントノードが作成されると、EC2に2つインスタンス(AWSのバーチャルサーバ)ができている。この2つを見て、クライアントサーバ構成に慣れ切っている筆者の脳は無意識に「サーバとクライアントで2つ?」と思うのであるが、上はブロックチェーンクライアントノード、下のもう1つは“サーバ”ではなく、単純にこのブロックチェーンを作るための開発作業用サーバ、Cloud9環境用インスタンスにすぎない。世の中にあるブロックチェーンシステムの解説通り、ピアツーピアなのだ。
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