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消費者庁、「花粉を水に変えるマスク」販売企業に課徴金857万円

» 2020年06月22日 13時20分 公開
[ITmedia]

 消費者庁は6月19日、「花粉を水に変える」などと表示したマスクを販売していた企業・DR.C医薬に対して、表示の裏付けとなる合理的な根拠が示されず、景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、857万円の課徴金納付命令を出したと発表した。

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 同社は「花粉を水に変えるマスク」と称したマスク3商品を販売。各商品を装着すれば、マスクに含まれているハイドロ銀チタンの効果により、付着した花粉やハウスダストによるアレルギーや、悪臭の原因となる物質を分解して水に変え、体内に吸入されることを防ぐ効果があるかのような表示をしていた。

 消費者庁は同社に対して、表示の裏付けとなる資料を求めたが、同社から提出された資料は、合理的な根拠を示すものとは認められなかったという。

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