厚生労働省が6月19日に公開した、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者と接触した可能性を通知するスマートフォンアプリで、利用開始日が毎日、今日の日付で表示される不具合が報告されていた。同省はこの不具合を確認しており、「修正版を提供する」と発表した。
アプリのダウンロード数は、22日午後5時までに約326万件になったという。
新型コロナウイルス接触確認アプリ(Contact Confirming Application:COCOA)は、スマートフォンのBluetooth機能を利用し、新型コロナウイルス感染症の陽性者と接触した可能性について、事後に通知を受けることができるアプリ。
リリース直後からさまざまなバグが報告されており、順次修正されている。利用開始日が毎日、今日の日付にアップデートされてしまう不具合もその一つだが、修正版が配信される予定だ。
また、自分が陽性と判定された場合に報告する画面で、保健所などから正式に発行された番号ではない数字を入力しても「完了しました」の表示が出る場合がある。その場合は、「陽性者として登録されることはない」とも明らかにした。
政府は、アプリの有効性を高めるため、国民の6割以上(約7600万人)の利用を目指している。リリース3日の累計ダウロード数はiOS、Android合計で300万件超と、6割までの道のりは遠そうだ。
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