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» 2020年07月15日 07時00分 公開

写経でJavaScriptを習得できる? 話題の「ぷよぷよプログラミング」に親子で挑戦してみた(4/4 ページ)

[石井英男,ITmedia]
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所要時間は大人の3倍 記号やカッコの種類に奮闘

 初級はある程度タイピングに慣れた大人なら1時間もかからずに終了するだろう。筆者も40分程度で終わった。そこで、ようやくタイピングを覚え始めた中1の息子がやってみたところ、大文字小文字を間違えるなどなかなか苦戦しており、その3倍くらいの時間がかかった(途中で休憩もした)。日頃英単語を入力する機会があまりないので時間がかかっていたようだ。

photo ぷよぷよプログラミングに挑戦中の息子。小冊子を見ながらソースコードを入力中

 中級だと入力行数が初級の3倍以上になるので、大人でも3〜4時間程度かかるだろう。息子に感想を聞いたところ、「あまり使わない記号とかカッコの種類がいくつかあって大変だったけど、ぷよが動いたのはうれしかった」とのことだ。

JavaScriptを理解できるようになるのか

 ぷよプロは、小冊子を見ても具体的な処理の説明やJavaScriptの文法に関する説明はほとんど書かれていない。そのためJavaScriptの知識がない場合、本当に意味が分からずひたすら入力することになるが、率直に言ってこれを1回か2回クリアしたからといって、JavaScriptが分かるようになる人はまずいないだろう。

 ただしソースコードの意味が分からなくても、プログラムはこういう風に記述されているのかや、処理のまとまりごとにソースを分けるといった、Webで標準的に使われている技術の大まかな雰囲気をつかむことはできる。

 筆者はJavaScriptは詳しくないのだが、それでも入力していると「あ、この変数はぷよのx座標を表しているんだな」「JavaScriptではメソッドをドットでつなげるんだな」となんとなく分かってくる実感があった。

 特に上級はかなりの苦行となるが、逆にぷよぷよくらいのゲームが1000行程度で記述できるというイメージをつかめるという点では、優れた教材であろう。JavaScriptである程度のプログラムが書ける人なら最初から上級にトライすることで、こうしたパズルゲームのプログラミングのポイントを習得できそうだ。

photo 上級ではファイルのひな型のみ用意されており、全1015行を入力する

 気軽に試せるので、お子さんがプログラミングに興味があるのなら、親子で挑戦してみてはいかがだろうか。英語の基本的な単語を一通り理解している中学生以上の方が、向いているとはいえるだろう。プログラミング学習へのとっかかりの1つとしてお勧めである。

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