上の画像は、実際に筆者が、Grasshopperを用いて描いたお花畑である。左側が、3次元CADソフトウェアのRhinocerosの画面、右側がGrasshopperのプログラムだ。通常は、Rhinocerosの画面上で3D図形をシコシコ描きながら設計を進めることになるのだが、Grasshopperを用いると、“コンポーネント”と呼ばれるブロックを連結するだけで、このお花畑のような複雑な図形を、計算式のみで描画できる。
コンポーネントはプログラミング言語におけるモジュールのようなもので、加算、乗算など単純な計算式コンポーネントから、3D描画、気象データなどのCSVファイルやExcel、ARCHICADなど外部ソフト/ファイルとの連携コンポーネント、遺伝的アルゴリズムを活用した最適化コンポーネントまで、豊富に用意されている。
また、既存コンポーネントではデザインができない場合、PythonやC#などを使って、コンポーネントを自作することも可能だ。
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