角川ドワンゴ学園が運営する通信制高校「N高等学校」(N高)は8月14日、初の運動部「N高ダンス部」を10月に設立すると発表した。「EXILE」などが所属する芸能事務所LDHのグループ会社であるexpgと協力し、ビデオ会議ツール「Zoom」やチャットツール「Slack」を使って指導を行う。コロナ禍でスタジオに行けず、YouTubeなどの動画でダンスを学ぶ高校生が増える中、自主練習では学べない技術をオンラインで教えるという。
ダンススクール「EXPG STUDIO BY LDH」が提供している動画コンテンツから課題のダンスを選び、Slackで部員に共有。部員は課題動画を見ながら自主練習し、その様子をSlackチャンネルに動画でアップロードする。インストラクターは、学生が投稿した映像を随時チェックし、1〜2週間に1回、Zoomを使ったレッスンを1時間程度行う。
部員が増えた場合は、3カ月おきにZoomを使ったダンスオーディションを行い、習熟度別のクラス分けも行う予定。インストラクターは、EXPG STUDIO BY LDHに所属するスタッフが担当。音楽ユニット「GENERATIONS from EXILE TRIBE」の中務裕太さんが特別顧問に就き、ダンス業界の情報を教える特別講義なども行う。
N高の入学月に合わせ、活動は前期(4〜9月)と後期(10月〜3月)に分けて行う。部費は前期・後期それぞれ1万円(税別)。
N高とexpgは、4月にもダンススクール「EXPG高等学院」を設立するなど共同事業を行っている。ドワンゴの夏野剛社長は「ネットを活用して高校生ダンス界に新しい風を巻き起こす」と意気込んでいる。
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