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Microsoft、Epic対Apple訴訟で「Unreal Engine維持を支持」

» 2020年08月24日 09時56分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Microsoftは8月23日(現地時間)、Epic GamesとAppleの「Fortnite」をめぐる訴訟(訴訟番号3:20-cv-05640)で、Epicのゲームエンジン「Unreal Engine」のAppleのSDKへのアクセス維持を求めるEpicの申し立てを支持する文書(リンク先はPDF文書)を提出したと発表した。

 Xbox責任者のフィル・スペンサー氏は自身のTwitterアカウントで、「EpicがAppleの最新技術にアクセスできるようにすることは、ゲーム開発者とゲーマーにとって正しいことだ」とツイートした。


 この訴訟は、EpicがFortniteのiOSアプリにAppleのガイドラインに違反する新機能を追加したため、Appleが同ゲームをアプリストアから削除し、Epicがこれは独禁法違反だとして提訴したもの。AppleはEpicがガイドライン違反を8月28日までに修正しなければ、規定通りEpicのすべての開発者アカウントを停止し、iOSおよびMac開発ツールから遮断すると警告した。Epicは裁判所に対し、アカウント停止を差し止めるよう申し立てている。

 Microsoftは文書で、MicrosoftはUnreal Engineのライセンスを保有しており、Appleの行為は同社や他のゲーム企業がMacおよびiOS向けゲームの制作を阻害すると主張した。「Unreal EngineがiOSおよびmacOSのゲームをサポートしなくなれば、Microsoftは両プラットフォームの顧客を放棄するか、新たなゲームエンジンを選択するかを選ばなければなければならない」。Microsoftは、Unreal Engine採用ゲームの一例として、「Forza Street」を挙げている。

 ms Forza StreetはiOS、Android、Windows 10、Xboxで提供している

 AppleはEpicに対する警告文書で、「Apple Program License Agreementの違反を是正し、引き続きプログラムに参加していただけることを願っている」としている。

 この裁判の初公判は24日にカリフォルニア州北部地区連邦地裁でZoom経由で開催の予定だ。

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