音声合成ソフト「VOICEROID」などの音声合成エンジンとして使われる「AITalk」の開発を手掛けるエーアイ(東京都文京区)は8月27日、ディープラーニングを活用した個人向け音声合成ソフトを2021年2月に発売すると発表した。
発売予定のソフトにはディープニューラルネットワーク(DNN)による音声合成に対応した新型エンジン「AITalk5」を搭載。ユーザーが入力した文章を基に、キャラクターの話し声を合成する。話す速度や音程、音量などはユーザー側で調整できるようにするという。
AITalkはこれまで、AIによる音声合成は行わず、事前に収録した音声を切り貼りして音声を合成する「コーパスベース音声合成方式」を採用していた。AITalk5ではDNNによる音声合成も追加し、利用シーンに合わせて合成方式を選択すれば、より人間らしく豊かな音声を合成できるとしている。
同社は今後、音声合成キャラクターの増強、キャラクターを運営している企業の募集、グローバル展開などを進める。
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