動画配信サービスのNetflixは9月7日、国内の有料会員が8月末時点で500万人を超えたと発表した。また2022年までに日本発の実写タイトル15作品を世界中で配信する計画を明らかにした。これには佐藤信介監督による実写ドラマ「今際の国のアリス」も含まれる。
世界190カ国以上で動画配信サービスを提供しているNetflixは、進出した国や地域のクリエイターと手を組み、オリジナル作品を独占配信する手法で配信作品を増やしてきた。日本発のオリジナル作品も実写映画「全裸監督」など50タイトル以上を世界中で配信している。
Netflixで実写オリジナル作品の制作を統括する坂本和隆さん(コンテンツ・アクイジション部門ディレクター)によると、スタジオコロリドが手がけたアニメ映画「泣きたい私は猫をかぶる」は世界30カ国以上で再生回数の多い映画ランキングのトップ10に入り、オリジナルアニメシリーズ「バキ」は世界50カ国で総合トップ10に入ったという。
坂本さんは、「これからは第2ステップ」とし、2022年末までに実写のオリジナル作品15タイトル以上を世界に向けて配信する計画を明らかにした。「これまでにないスケール、世界観、テーマで配信していく」としている。
第1弾として、連続ドラマ「今際の国のアリス」(いまわのくにのアリス)の配信を2020年冬に開始する。小学館「週刊少年サンデー」などで連載していた麻生羽呂さんの人気漫画を、映画「GANTZ」「犬屋敷」などを手掛けた佐藤信介監督が実写化。会見に同席した佐藤監督は、同作品を4Kで撮影していると明かし、「これは劇場と同じか、それ以上のクオリティーで配信するということ」と意気込みを語った。
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