米Googleは9月8日(現地時間)、Android端末の純正電話アプリ「電話」で利用可能な企業向け新サービス「Verified Calls」を発表した。まずは米国、メキシコ、ブラジル、スペイン、インドでスタートし、他の国や地域にも拡大していく計画だ。
ユーザーはスマートフォンへの知らない番号からの着信はスパムかもしれないと出ない傾向があるが、Verified Callsを利用する企業は、ユーザーの着信画面に自社名、企業ロゴ、電話を掛けた理由を表示できるようになる。
例えば上の図では、旅行代理店からの着信で、旅行日程の確認のための電話であることが分かる。他に、銀行からの振替の確認や航空会社からの予約した便の変更通知、配達時間の確認などの連絡理由を表示できる。
仕組みは、企業が予めGoogleの専用通話サーバに自社と相手の電話番号、電話する目的などのデータを送信すると、サーバが顧客の電話アプリに情報を送信する。その後企業が相手に電話すると、電話アプリが着信情報と予め受け取った企業情報を比較し、一致すれば確認済み通話として表示する。
Googleは、データ確認後数分以内にすべての情報をサーバから削除するのでプライバシーは安全だとしている。
この機能を使うには、リクエストが必要だ。日本ではまだサービスを提供していないが、リクエストは可能になっている。
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