宇宙航空研究開発機構(JAXA)とNHKは、宇宙での撮影可能な4K・8Kカメラを共同開発し、JAXAが2024年度の打ち上げを目指して開発中の火星衛星探査機「MMX」(Martian Moons eXploration)に搭載する計画を発表した。「史上初めて間近からの火星および火星衛星の8K撮影に挑む」としている。
MMXは、火星やその衛星「フォボス」「ダイモス」の科学観測を行う他、フォボスに着陸して表面から砂を採取し、地球に帰還する計画。
4K・8KカメラをMMXに搭載し、間近からの火星やその衛星の8K撮影に挑むとともに、探査機の実際の飛行データと組み合わせることで、探査の様子を超高精細映像で再現するという。
画像は一定間隔で撮影し、一部を地球に伝送して滑らかな映像にする。オリジナルの撮影データは、MMXの帰還カプセル内のメモリに記録し、地球に持ち帰ることを計画している。
「はやぶさ2」のカプセル、12月6日地球帰還が正式決定
「はやぶさ2」のカプセル、12月に地球帰還 機体は新たな探査へ
JAXAとリコー、宇宙空間で使える「THETA」を共同開発 9月に打ち上げCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR