KDDIは9月14日、サーマルカメラと画像認識技術を活用し、施設利用者の体温測定やマスク未着用者の検出を自動化するサービス「KDDI IoTクラウド Standard サーマルカメラパッケージ」の提供を始めた。
商業施設などに設置したサーマルカメラで、客の体表面温度を約0.3秒で計測。さらに画像認識技術でマスク着用の有無も検出し、高熱の人やマスク未着用者に対してはアラートを出す。計測したデータはクラウドに蓄積し、新型コロナ感染者が出た際に、感染経路の調査にもつなげられるという。
新型コロナ感染対策では、商業施設などの従業員が客の体温を測定したり、マスク未着用者に個別に声をかけているケースが多い。自動化によって従業員の感染リスクを抑えつつ、感染対策を効率化できると見込む。法人が従業員のデータを事前に登録しておけば、従業員の体調管理にも利用できる。
サーマルカメラの端末料金は1台当たり29万8000円(買い切り)か月額2万円(いずれも税別)。この他、クラウド利用料金が別途かかる。
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