ゆうちょ銀行は9月23日、同社が提供するVISAデビット・プリペイドカード「mijica」を利用した不正送金があったと発表した。16日に同カードの送金機能を停止した。被害総額は約332万円で、全額を補償するとしている。
mijicaはゆうちょ銀の口座と連携して利用できるデビット・プリペイドカード。不正に利用されたのはmijica間の送金機能。公式サイト「mijica Web」から送金するには、IDとパスワードでログインした上で送金元のカード裏面に記載された17桁のカードIDが必要という。
同行は、何者かがmijicaユーザーのアカウントに不正ログインし、利用通知メールの宛先を変更した上で不正送金を行ったとしているが、詳細な手口については現在調査中という。不審なメールの変更通知や身に覚えのない取引を見たユーザーが申告したことで発覚した。送金機能の停止とともに、不正利用者のmijicaも16日に停止した。
被害の発生日と人数は、8月8日に4人、9月6日に7人、15日に43人の計54人。被害総額は332万2000円。
ゆうちょ銀行の不正引き出し、記者会見の一問一答まとめ
ゆうちょ銀、不正な現金引き出し問題で謝罪 被害額は1800万円
ゆうちょ銀行の不正引き出し、メルペイでも発生 被害総額は約50万円
総務省「ドコモ口座以外でも不正引き出しあった」 ゆうちょ銀行は「確認中」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR