慶應義塾大学はこのほど、経費精算や請求書処理の効率化に向け、経費精算用のSaaSを手掛けるコンカーのクラウドサービスの採用を決めた。段階的に導入を進め、2021年12月に完了する予定。大学病院などへの展開も見込む。
大学での研究費は資金源が多岐にわたり、精算のルールが複雑化していることから、SaaSを活用してペーパーレス化を推進。研究者や職員の負担軽減を図る。
慶應大が利用するのは、紙の請求書の自動読み取りやオンラインでの申請・承認に対応する「Concur Invoice」、スマートフォンのカメラで撮影したレシートの自動認識などが可能な「Concur Expense」など。システム導入とコンサルティングは日本アイ・ビー・エムが担当する。
同大では19年6月から、業務プロセスの効率化やペーパーレス化に向け、Concur InvoiceとConcur Expenseを使った実証実験を行ってきた。その結果、業務プロセスを大幅に改善できたため、正式導入を決めたとしている。
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