バッファローは10月7日、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が2019年に販売を終了したネットワークレコーダー「nasne」を継承し、21年春に新モデルを発売すると発表した。バッファローがnasneを製造販売し、専用アプリ「torne」の開発やサービス運営はSIEが継続する。「PlayStation 5」への対応を含む機能拡充については「コメントできない」としている。
現時点で新型nasneの対応機種は「PlayStation 4」のみ。価格や発売日などは明かしておらず「Webサイトで随時お知らせする」という。
nasneはSIEが12年に発売。HDDと地上/BS/110度CSデジタルチューナーを内蔵し、テレビ番組のレコーダーやメディアストレージとして使えた。ネットワーク経由でスマートフォンやタブレット、PlayStationシリーズと接続し、録画した番組を視聴することもできた。
だがSIEは、19年6月に「ロングセラー商品だが、さまざまな状況を考慮した」としてnasneの販売終了を発表。ユーザーからは「困る」「一つの時代が終わった」といった声が出ていた。
バッファローの担当者によると「SIEが2019年にnasneの販売を終了した後、当社側から話を持ちかけ、交渉を重ねてきた」という。製造・販売元を変えてのnasne復活の報を受け、Twitterには「nasneが生き残った」「復活はめでたい」「これはうれしい」といった喜びの投稿が相次いでいる。
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