ビジネス書の要約文をアプリで配信しているITベンチャーのフライヤーは10月7日、出版取次最大手の日本出版販売(日販)と提携し、本に触れずに立ち読みができるコーナーを全国36都道府県、約300店の書店に開設すると発表した。コロナ禍で注目度を上げたビジネス書など30冊を対象とする。
書籍のPOPにあるQRコードをスマートフォンで読み取ると要約サイト「flier」の該当ページを表示。実際の本を手に取ることなく、書籍の大筋がつかめるという。
対象は、フライヤーの要約アプリと要約サイトに掲載している約2200冊の中から選んだビジネス書30冊。9月のアクセス数と日販の売上動向データを照合し、コロナ禍で注目度を上げた「時短」「ワークライフバランス」などに関連する書籍を選んだ。
フライヤーは2017年9月からイオングループの「未来屋書店」で同様の立ち読み施策を展開。対象書籍の売り上げが伸びたことから今回の提携に至ったとしている。
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