米Google傘下のYouTubeは10月15日(現地時間)、陰謀論に基づいて第三者を攻撃したり嫌がらせをするコンテンツを削除すると発表した。「現実世界の暴力を正当化するために使われる陰謀論のコンテンツを削除する」としている。
ただし、「コンテキスト(文脈)が重要なので、第三者を攻撃せずに陰謀論について議論するコンテンツやニュース報道は削除しない可能性がある」という。
同社によると、過去数年にわたってヘイトとハラスメントに関するポリシーを強化し、陰謀論に対処してきた結果、2019年1月以降、QAnonのコンテンツの視聴率は80%以上減少したという。
「数万のQAnonの動画を削除し、数百のチャンネルを終了させ」た。この作業は「有害な陰謀論の拡散を抑えるために極めて重要だ」が、対処するためにすべきことはまだたくさんあると認めた。
QAnonのコンテンツについては、米Twitterが7月21日、関連する投稿をしているアカウントを永久に停止すると発表した。米Facebookは7日、内容がガイドラインに違反していなくてもページ、グループ、Instagramアカウントを削除すると発表した。
Facebook、QAnonのページ、グループ、Instagramアカウントは内容に違反がなくても削除
Twitter、陰謀論のQAnonアカウントを大量停止
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