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» 2020年11月04日 13時52分 公開

楽天モバイル、MNP転出手数料0円に 本人確認にAIによるeKYC導入

楽天モバイルが携帯電話の契約やMNP転出の手数料の無料化を発表した。本人確認にはAIによるeKYCを導入し、回線の即日開通を実現する。

[谷井将人,ITmedia]

 楽天モバイルは11月4日、携帯電話の契約やMNP転出の手数料の無料化を発表した。同日に発表した「携帯キャリアの常識を覆す」という取り組み「ZERO宣言」の一環として実施する。

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 楽天モバイルは、通信プランの契約解除料やSIM交換手数料などを無料で提供している。これらに加え、契約手数料と、電話番号はそのまま他社サービスに乗り換えるMNP転出の手数料を無料化する。専用機器を使わずに通信ネットワークを構築できる仮想化技術を活用して運用コストなどを削減したため、無料化を実現できたとしている。

 ユーザーの利便性向上に向けては、契約時にAIを活用したオンライン本人確認(eKYC)を9日に導入する。スマートフォンで運転免許証と自分の顔を撮影してアップロードするとAIが顔認証で瞬時に本人確認を行う。本人確認からSIMカード配送までは通常2〜7日掛かるが、時間短縮によりSIMカードが不要なeSIM対応端末の場合は回線を即日開通できるとしている。

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 MNP手数料の無料化やeSIMの活用は、携帯キャリアの公正な競争を後押しするため総務省が10月27日に発表した行動計画の中で言及したもの。これを受け、ソフトバンクは28日にMNP転出手数料の廃止を発表した。

 楽天モバイルは今後、2021年3月までに人口カバー率80%を目指して自前の基地局整備を進める。楽天モバイルにローミングを提供しているKDDIは、楽天モバイルの基地局による人口カバー率が70%を超えた時点でローミングを終了するとしているが、楽天モバイルはユーザーへの影響について「KDDIと調整しながらやっていて、基本的には問題ない。ごくごく一部では影響が出るかもしれないがきちんと対応していきたい」と説明している。

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