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ピクシブ主催の「バーチャル同人誌即売会」 1万人以上が同時に参加可能 21年1月に

» 2020年11月11日 19時23分 公開
[ITmedia]

 ピクシブは11月11日、VR空間上で同人誌即売会「NEOKET」(ネオケット)を開催すると発表した。サークルの出展費用・入場料は無料で、法人以外の参加を受け付ける。コロナ禍で現実での同人誌即売会の開催が難しくなる中、作家やファンなどによる交流を実現するための施策としている。2021年1月30日に開催する。

 会場はVRやARなどの研究開発を手掛けるmonoAI technology(神戸市中央区)と共同で制作。複数の会場を用意し、NEOKET全体では1万人以上が同時接続できるようにするという。

 サークル出展者、来場者ともに、会場内の移動やコミュニケーションは3Dアバターを操作して行う。ピクシブが用意したアバターに加え、3Dキャラクターの投稿プラットフォーム「Vroid Hub」を利用することで、自身が所有する3Dモデルも使えるという。ユーザー同士の会話はボイスチャットなどで行う。

photo 「Vroid Hub」の利用イメージ

 サークル出展者はVR空間の会場内の自分のブースで、作品販売サイト「BOOTH」に登録している同人誌などを頒布できる。スペースに設置したポスターやテーブルクロスの3Dモデルに、好きな画像を貼り付けてカスタマイズすることも可能という。

 来場者は会場を散策しながら、好きな作品を入手できる。頒布物が電子書籍やデータの場合は、BOOTHからダウンロード可能。紙の本などの場合は、後日BOOTHの運営元から郵送される。欲しい作品が電子書籍の場合、BOOTHの販売ページで試し読みもできる。

photo NEOKETの特徴

 参加にはPC(Windows/Mac)か「HTC Vive」などのVR機器が必要。pixivアカウントと連携したBOOTHアカウント、VRoid Hubアカウント、今後リリース予定の専用アカウントの登録も求める。ピクシブは二次創作物の頒布も許可しており、200サークル以上の参加を募っている。

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