サイバーエージェント(CA)は11月16日、小学生から高校生までのプログラミングの基礎知識を測る「プログラミング能力検定」の運営を始めると発表した。教育事業を手掛けるスプリックス(東京都豊島区)と立ち上げたプログラミング総合研究所(東京都豊島区)を運営主体として、12月に第1回の検定を開催する。2021年5月までは受検料無料。
6段階のレベルからプログラミングの理解度を評価する検定。1番易しい「レベル1」では、順次処理や条件分岐、繰り返しなどを出題し、試験時間は40分、合格ラインは60%。1番難しい「レベル6」ではWebAPIや探索を出題し、試験時間は60分、合格ラインは80%。
内容は22年度から高校で必修化される「情報I」のプログラミング領域に対応。24年度の大学入学共通テストから試験教科となる予定の「情報」で出題されるプログラミング問題の対策も目指すとしている。「合格証明書」はプログラミングスキルの証明として利用できるという。
受検料はレベルによって異なり、レベル1の1900円(税別)から。第1回の受検申し込み受け付けは11月30日まで、試験日程は12月7日から13日。全国1000会場で、受検生はWebで受検する。第2回は3月を予定。
CAによると小学校でのプログラム教育の必修化などを背景に、プログラミング教育ニーズが拡大。教育機関から目標設定や評価のための尺度が欲しいとの意見が寄せられ検定を開発したしたという。
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