米Twitterは11月24日(現地時間)、2017年に停止した青い認証済みバッジの申請を、2021年に再開する計画を発表した。新しいポリシーの初版を公開し、ユーザーからのフィードバックを求めている。
青い認証済みバッジは、Twitterが「著名人のアカウントなど、世間の関心を集めるアカウントが本物であることを示」すために表示するもの。フェイクアカウント対策として考えられたものだが、“著名人のあかし”と受け取られてしまい、2017年に差別主義者のアカウントに認証済みバッジを提供したことで批判され、バッジ申請システムを停止している。
新しいポリシーは、バッジの意味、バッジ付与の対象となるユーザー、バッジ剥奪の基準などを定義する。
バッジの定義も変わり、従来の「アカウントが本物であること」に加え、「アカウントが注目に値し、アクティブである必要がある」となった。
本人であっても、Twitter上だけでなく、実社会でも何らかの活動しており、それが社会的に認知されていなければ認証しないということだ。
また、これらの条件を満たしてバッジを付与されたユーザーでも、欺瞞的行為などがあればバッジを取り消される可能性がある。
バッジの対象はポリシー初版時点では以下の6カテゴリー。増える可能性もある。
ポリシーでは、各カテゴリーで満たすべき要件についても説明がある。例えばフリーランスのジャーナリストの場合、バッジ申請から6カ月以内に署名入り記事を3件以上提示する必要がある。活動家の要件は最も厳しく、差別的な発言や嫌がらせを投稿していたらバッジは付与されない。
Twitterは著名性に関する一般的な条件を以下のように定義している。
また、上記の条件に適合していても、パロディアカウント、ニュースフィードアカウント、コメンタリーアカウント、ファンアカウント、ペットや架空キャラのアカウント(認証済みの企業、ブランド、組織や、認証済みのエンターテイメント作品と関連がある場合を除く)は認証の対象外だ。
Twitterはさらに、Twitterにはバッジや認証自体をいつでも予告なしに解除する権利を留保するとし、解除するケースについても説明した。
フィードバックは同日から12月8日まで募集する。応募はTwitterブログのアンケートから送信できるとある(本稿執筆現在、このリンクに応募フォーマットは見当たらないが)。
新しいポリシーの施行は12月17日の予定。認証バッジの申請の開始日はまだ具体的には決まっていない。
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