JAXA(宇宙航空研究開発機構)は12月6日、小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」から持ち帰ったカプセルが地球に帰還し、着陸予定地域であるオーストラリアのウーメラ砂漠にある実験場でパラシュートとともに発見したと発表した。
カプセルの回収作業は12月6日午前6時23分から開始し、7時32分に作業が完了した。はやぶさ2は、リュウグウで人工クレーターを作り、舞い上がった物質を採取したが、その成果物は、まずヘリコプターで現地本部に輸送され、飛行機で日本に運搬されて、相模原市のJAXAで分析される予定だ。
はやぶさ2本体は、12月5日にカプセルを分離後、新たな小惑星探査に向け旅立った。2031年7月に、小惑星「1998 KY26」とのランデブーを目指す、11年をかけた拡張ミッションだ。
2時29分頃に撮影された再突入カプセルの火球動画はこちらから。
「はやぶさ2」のカプセル、12月6日地球帰還が正式決定
「はやぶさ2」のカプセル、12月に地球帰還 機体は新たな探査へ
はやぶさ2、人工クレーター作る実験に成功 「宇宙探査の新しい手段を確立」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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