起動は迅速。電源ボタンを押してのぞけばすぐに見えるのも良い。
EVFは0.39型で約236万ピクセル。ハイエンドのミラーレス一眼に比べると小さいし粗いけれども、単眼鏡として十分に使えるクオリティーだ。
その下には視度補正ダイヤルもついており、自分の視力に応じてくっきりするまで調整できるので近視の人や老眼の人でも安心だ。
見えたものを撮影したいときはPHOTOボタンか録画ボタンを押す。
EVFは普段はフルスクリーン表示(撮影情報などは一切表示されない)のみ。デジタル単眼鏡だからね。
で、Photoボタンを半押しにするとAFが動作し、簡便な撮影情報も表示される。
あとはシャッターを切るだけだ。400mmで撮ったアオサギがこちら。クオリティー的には1200万画素のコンパクトデジカメだ。
連写機能も持っているが、連写をオンにするにはファインダーをのぞきながら手探りでボタンを操作しなければならず、ちょいと難しい。PHOTOボタンがカーソル上、録画ボタンがカーソル下、決定はZOOMボタンなのだ。
PHOTOボタンと録画ボタンに加えて連写ボタンもつけるか、単写と連写の切り替えスイッチが別途あると良かったかと思う。
で、細かい操作もサッとしたい人はスマートフォンとつなぐと良い。Bluetoothで常時接続していてスマートフォンの位置情報を写真につけることもできるし、カメラに電源が入ってなくてもBluetoothを通じてカメラを起こし、Wi-Fiでつなぐこともできる。
そうすると、スマートフォンから撮影や設定ができる。
撮った写真を再生してチェックしたいときは、メニュー操作によってEVFで見ることもできるが、これもスマートフォンとつなぐ方がいいだろう。
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