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» 2021年02月03日 15時31分 公開

着られる柔軟なスカートを3Dプリンタで印刷 MIT「DefeXtiles」開発Innovative Tech(1/3 ページ)

スカートがなくても、3Dプリンタとフィラメントがあれば印刷して着用できる。

[山下裕毅,ITmedia]

Innovative Tech:

このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。

 米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームが開発した「DefeXtiles」は、3Dプリンタを活用し、織物のような薄く柔軟な造形物を作成するシステムだ。人が着用できるスカートや人形用ドレス、バドミントンのシャトルコックなどの造形が可能。

photo 伸縮性があるさまざまな構造の造形物を印刷できる
photo 造形物の拡大図
photo 織物のように柔軟性が高い

 3Dプリンタはフルカラーや緻密な構造など固体の造形は著しく進歩しているものの、薄く柔軟で通気性がある織物のような特性を持つものの造形はまだ実用的ではない。

 MITの研究チームは、カスタマイズしていない一般的なFDM(熱溶解積層方式)の3Dプリンタを用い、柔軟で伸縮性がある織布を造形できるシステムを構築した。FDM方式とは、細長いワイヤー状の材料(フィラメント)を半液状になるまで熱し、ノズルから押し出すことで下から積み重ねて造形する手法を指す。

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