理化学研究所(理研)と高度情報科学技術研究機構(RIST、茨城県)は2月9日、スーパーコンピュータ「富岳」の本格運用を当初予定より前倒し、3月9日に始めると発表した。医学、物理学、産業などの分野向けに提供する。
富岳は理研と富士通が開発したスーパーコンピュータ。2021年度中の本格運用を目指していたが、新型コロナウイルス感染症に関する研究のため、20年4月から試験運用を始め、くしゃみや咳などの飛沫や空気中を漂う微粒子(エアロゾル)の広がり方のシミュレーションなどを先行して行ってきた。
21年度の研究課題の一般公募には81件の応募があり、現在はRISTが富岳で行う研究を選定しているという。
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