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» 2021年02月24日 18時42分 公開

AIが肩・肘の可動域を動画から自動測定 リハビリに活用 富士通が開発

富士通が、AIを活用して動画から肩や肘の可動域を自動測定するサービスの販売を始めた。整形外科やリハビリ現場での利用を見込む。価格は86万円(税別)

[雪城あさぎ,ITmedia]

 富士通は2月24日、AIを活用して、タブレット端末などで撮影した動画から肩や肘の可動域を自動測定するサービス「HOPE ROMREC」(ホープ ロムレック)の販売を始めた。整形外科やリハビリ現場での利用を見込む。価格は86万円(税別、以下同)。

 AIは、人間の肩と肘関節の動作パターンを学習させた画像認識モデルを複数組み合わせて開発した。患者が関節を動かす様子をタブレット端末のカメラなどで撮影し、AIを搭載したPCにデータを送ると、映像から患者の骨格を自動で推定。肩・肘の曲がる角度を方向別に計16通り測定する。

 これまで関節の可動域を自動計測する際は、加速度センサーや赤外線レーダー、目視の場合は「ゴニオメーター」と呼ばれる機器が必要だった。HOPE ROMRECの場合はタブレットだけで計測でき、これらの装置を用意する手間などが省けるという。

 肩・肘以外の関節の可動域の測定をサポートするオプションとして、目視で測った数値を音声でタブレットに入力できる機能も86万円で提供する。測定した値をメモする必要がなくなるため、ゴニオメーターを使った計測を効率化できるという。

 今後は肩・肘以外の関節の可動域も自動で測定できるよう、AIの開発を進める。富士通は、2024年度末までにAIと音声入力機能のセットを計350件提供するとしている。

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