富士通研究所は2月4日、北海道大学と共同で、目標実現に向けてユーザーが取り組むべき行動を提示するAIを開発したと発表した。例えば、健康診断の結果を基に「体重プラス1kg、筋肉量プラス1kgが必要」など、健康になるための方法を説明できるという。
開発したAIは健康リスクの判断やローンの与信審査、ワインの評価などが可能。「健康リスクが高いのは体重と筋肉量が低いため」など、判断の理由も提示できる。目標実現に向けた行動を提示する際は、実効性や順序を考慮した上で現実的な方法を示せるのが特徴という。
富士通研究所は「AIの用途が判断だけでなく人の行動の支援に広がり、AIの適用先の拡大が期待できる」としている。今後は、より適切な行動を提示できるようAIを改良し、2021年度の実用化を目指す。
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