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Google「Wear OS」を搭載した初の「G-SHOCK」、5月発売

» 2021年04月01日 12時53分 公開
[ITmedia]

 カシオ計算機は4月1日、米Googleのスマートウォッチ向けOS「Wear OS by Google」を採用した初めての「G-SHOCK」(GSW-H1000)を発表した。スポーツ向けウォッチ「G-SQUAD PRO」の最上位モデルとして5月15日に発売する。価格は8万8000円(税込)。

「GSW-H1000」

 20気圧防水や耐衝撃性といったG-SHOCKの特長に加え、心拍計測用の光学式センサー、方位・高度/気圧・加速度・ジャイロセンサー、GPSなどを搭載。 走行ルートや距離、速度、ペースなど運動をサポートするデータを計測できる。

 Wear OS搭載により、Googleアシスタントやメール/電話の着信通知に対応。「Google Play Music」「Google Fit」「Googleマップ」なども利用できる。

 1.2インチディスプレイは、時刻などの常時表示に適したモノクロ液晶と、 地図・計測情報などを表示するカラー液晶の二層構造。用途に合わせて3段の表示をカスタマイズできる。タッチ操作にも対応した。

ランニング(写真=左)、ロードバイク(写真=右)の表示

 重量はバンドを含めて約103g。内蔵リチウムイオンバッテリーで約1.5日駆動する(カラー表示オートOFFの場合)。

 カシオのスマートフォンアプリ「G-SHOCK MOVE」を併用すると15種のアクティビティと24種の屋内ワークアウトのログを管理できる。アクティビティ計測中に撮影した動画/静止画と計測情報を重ねたビジュアルを作成し、 SNSでシェアする新機能「センサーオーバーレイ」はモチベーションの維持などに役立つ。

 別売のモーションセンサー「CMT-S20R-AS」と組み合わせるとランニング時のフォームチェックも可能に。3月にカシオとアシックスが始めたランナー向けコーチングサービス「Runmetrix」(ランメトリックス)が利用できる(別途サービス料金が必要)。Wear OS by Google用アプリ「Runmetrix」は6月に配布を始める。

 カシオは2016年にGoogleのOSを採用した初のスマートウォッチ「WSD-F10」を投入。翌17年にGPSを内蔵した「WSD-F20」、19年には心拍計測機能を追加した「WSD-F21HR」などを発売しているが、いずれもアウトドアウォッチの「PRO TREK」シリーズだった。

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